与えられた仕事を常に120%の力で 全力投球する人たちが中にはいます。 毎日、遅くまで仕事をして完璧を追求する。 もちろん、ある意味では素晴らしいことですが、 それが必ずしも自らの成長にはつながらないのも事実です。
仕事を与える側は、そもそも完璧にこなすことを前提に与えているのではないでしょうか。 だとしたら、どんなに長時間働いて完璧に仕上げようが、それは当たり前、と評価される可能性が高いです。
例えば、他にできる人がたくさんいるスキルを身につけたところで、評価する側は「駒が増えた」と思うだけです。 どんなに一生懸命頑張ってスキルを身につけても、競合が多ければ数ある駒の一つに過ぎない。 その中に埋もれてしまう。 成長できません。 市場価値が低いからですね。
だから、成長して相応の評価を獲得するには、 できるだけ競合が少ない、市場価値が高いスキルを身につける必要があるのだと思うのです。 デザイナーなら同じ「デザイン」内のスキルをアップさせても競合に埋もれるだけなので、 例えば「営業をデザインする」的なアプローチでスキルアップすると、 競合が極めて少ないので、かなりのインパクトを残せるのではないかと。
競合が少ない分野のスキルを身につけるためには成長するための時間を別に用意する必要があります。 就業時間内に勉強するにしても、退社後に自分で勉強するにしても、早めに日々の業務を終わらせる必要がある。 勉強するには時間が必要ですからね。 与えられた仕事を常に120%の力で全力投球したところで成長できないのは、こういう理由があるのだと思うのです。
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