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デザイナーになった原点を振り返ること

そもそもデザイナーがデザイナーになる前、 私たちはデザイナーに対してどんなイメージを抱き、 どんなデザイナー像に憧れてデザイナーになったのか。 この原点がどうであったのかによって、 その後のデザイナーとしての仕事に大きな違いが生まれるのではないでしょうか。

個人的に憧れていたデザイナー像には良い面と悪い面があった。

例えば、個人的に憧れていたデザイナー像は アンディ・ウォーホルのようなマルチな分野で既成概念をぶち壊すような反逆者でした。 例えば、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドなど今までアートだと捉えられていなかった領域をアートにしてしまうような領域横断的なアプローチ。 もちろんアンディ・ウォーホルのような革新的な仕事を何一つできていませんが、そういったデザイナー像に憧れることで、 個人的には今までデザインとして捉えられていなかった領域をデザインとして捉え直そうと思うようになりました。 その反面、いわゆる職人的な方向にはあまり発達していない印象がありますね。

このようにデザイナーがデザイナーになる前に、どんなデザイナー像に憧れていたかによって、 その後のデザイナーとしての仕事に大きな違いが出るのかもしれません。 例えば、以下の2つ。

特に憧れたデザイナー像がなく、仕事としてデザイナーになったタイプ。

この手のタイプは、特になりたいデザイナー像がないため、 どちらと言うときっちり仕事をこなすことにフォーカスして仕事をする傾向にあるかもしれません。 目標を「きっちりこなすこと」に設定することになるため、タスクの正確性や実行力が高まるのかもしれません。

華やかなデザイナーの作品(目に見える部分)に憧れたタイプ。

この手のタイプは、偉大なデザイナーの作品の目に見える部分にフォーカスして憧れているため、 あまりデザインプロセスに興味が向かいませんが、職人的なスキルが発達する傾向が見られるかもしれません。 その反面、非論理的な自己言及的デザインに陥りやすいかもしれません。

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