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船橋という街のデザインを考えてみた

先日、地元の西武船橋店が閉店するというニュースがありました。 地元民としては寂しい限りですが、 客観的に船橋という街を考えると、 致し方ないなと思う面もあります。 UIデザイン目線で船橋という街を考えてみました。

大人向けのコンテンツに街が偏りすぎている。

個人的にはパチンコや風俗はやりませんが、酒を飲むには船橋はいい街です。 路地裏にはたくさんの酒を飲める店がひしめき合っています。 その反面、昼間に家族で安心して食事をするような店があまりありません。 少し前まではカフェすら、ろくにありませんでした(最近は大きなドトールやスタバができた)。 完全に街が、大人向けのコンテンツにセグメントされてしまっている印象があります。

ファミリー層は船橋に寄りつかなくなる。

街全体が大人向けのコンテンツにセグメントされたら、 ファミリー層はなかなか寄りつこうとは思わなくなると思うのです。 船橋という怪し気な街に家族を解き放つくらいなら 郊外のららぽーとTokyoBayという「ファミリー層のための街」に羽を伸ばした方が安心安全。 西武船橋店の閉店の背景には、船橋という街のターゲットセグメントの問題があると思うわけです。 船橋市の人口はむしろ増えていますから。

西武船橋店の跡地再開発は「船橋の街を変えてやる」くらいのコンセプトが必要ではないか。

完全に大人向けのコンテンツにロックオンされた船橋の街に再びファミリー層を取り戻すためには、 安心安全とファミリー層が楽しめるコンテンツが必要だと思います。 特に安心安全はとても重要だと思うのです。

個人的には西武船橋店跡地を既存の船橋のコンテクストから切り離し、 ファミリー層をターゲットにした全く新しい船橋のランドマークにするべきだと思います。 この全く新しいランドマークを中心に船橋という街が変わって行かざるを得ないような強力で絶対的なコンセプト。 船橋は元々、映画館などファミリー層向けのコンテンツがない街だっただけに、逆に可能性がある気がするのです。

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