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「プロトタイプ時代」にオペレーターの居場所はあるのか?

例えば、プランナーなりディレクターなりが作ったワイヤーを元に、 Photoshopオペレーターがデザインカンプを作っていた時代では、 「考える人」と「作業する人」が明確に分かれており、 オペレーターが活躍する場所は間違いなくありました。

でも、HTMLプロトタイプによって「考えること」と「作業すること」が 限りなく同義語に近いものになった現代において、 「考えないオペレーター」が活躍できる場所は果たしてあるのでしょうか?

「考える人」がいちいち「考えないオペレーター」に指示を出すプロトタイピングは非効率だ。

冷静に考えて、「考える人」と「作業する人」が分かれている場合、 目の前のプロトタイプの問題点を見つけ、改善し、再検証するまでには少なくとも、

①指示書の作成 ②オペレーターに意図を伝えるための打ち合わせ ③オペレーターの修正が上がってくる ④修正に問題がないことを確認 ⑤プロトタイプ再検証

などのプロセスを経なければならない。 これはとても非効率だし、プロトタイプのそもそもの目的から大きくずれてしまう。 プロトタイプの効果を最大限に発揮するためには、 「考えること」と「作業すること」を同時にできる人材でなければならないと思います。

オペレーターはフリーランサーとも競合しなければならないかも。

そう考えると、今後Photoshopオペレーターが活躍できる場所はかなり限定的なものになっていくのかもしれません。 例えば、「アイコン作って」とか「バナー作って」など、 根幹のデザインには大きく影響しない部品を作る作業に終始する可能性がありますね。 しかも、これらの分野は今後クラウドソーシングなどフリーランサーの競争力が増す分野。 オペレーターはフリーランサーとも競合しなければならないかもしれません。

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