少なくとも日本ではiPhoneが人気で。 まだまだiPhoneがオシャレの代名詞である時代は日本では続くわけですが、 少なくともWebやアプリのデザイナーが 「iPhoneが好き、オシャレ」と言うのはいかがなものかと思うわけです。
なぜならば、現代のデザイナーはデバイスに関係なく、 あらゆる環境でその環境に合わせた素晴らしい体験をデザインすることを目指さなければならないからです。 そのためにはあらゆるデバイスを好き嫌いではなく、公平に捉えなければいけないわけです。
日本ではiOSのシェアがAndroidより高いらしいですが、世界ではAndroidが圧倒的です。 そんな状況の中で、デザイナーが日本のコンシューマーの流行に乗って、 「iPhoneはオシャレ」と思ってしまうのは、いささか問題だと思います。
デザイナーの中にはChromebookの存在を知らない人もいるのではないでしょうか。 ChromebookはChromeブラウザベースのOSなのでブラウザのレイアウト上の問題はほぼないですが、問題はスペックです。 非常に安価なデバイスとして販売しているので、低スペックなデバイスが多い。 アニメーションの動作などに問題が生じることがけっこうあったりするわけです。
デザインをビジュアルと捉えると、各デバイス毎のユーザー体験なんてどうでもよくなる。 iPhone好きで他のデバイスに興味がないデザイナーはイコール、ビジュアルにしか興味がないデザイナーということなのでしょう。
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