個人的にはAmazonで必要なものを購入することが多く、 商品が届いたかどうかをスマートフォンのGoogle Nowで確認することが なかばルーチンになっています。 なのでいちいちメールを開くことはありませんし、 届く日をカレンダーに入力したりすることもありません。
で、一度こういうUXに慣れてしまうと、 いざ他のストアで購入すると、こういったルーチンが崩れてしまうので、若干戸惑ってしまうんです。 いつ届くか伝えてこないストアもありますし、伝えてきたとしてもメールでしか伝えてこないストアが大半です。 昔ならそれがスタンダードでしたが、今となっては不親切だなとネガティブな気持ちになってしまうのは事実です。
賛否両論はありますが、注文したら次の日に届くとか、メールを開かずにいつ品物が届くかがわかるとか、 そういったショッピング体験を一度してしまうと、もはや逃れられなくなります。 そういったショッピング体験がないと、とても不親切に思えてくる。 価格が変わらないなら、間違いなくショッピング体験が素晴らしい方を選んでしまうわけです。
個人的になぜ「いつ届くか」の通知方法にこだわるかというと、 家に誰もいないことがほとんどなので、「いつ届くか」が適切に通知されないと、いつになっても受け取れないからです。 個人的にはコンビニ受け取りを利用することがほとんどですが、 コンビニ受け取りとなると、仕事終わりに家の近くのコンビニで荷物を受け取ってから家に帰る、というライフサイクルになります。 予め「いつ届くか」の通知が適切に行われないと、このライフサイクルが崩れてしまうんですね。 つまり、ショッピング体験をデザインするということは、イコール、ユーザーのライフスタイルをデザインすることになるのだと思うのです。
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