家族がGoogleアプリに自動で表示される フィードのカードをひどく嫌がっていました。 個人的には、それがとても興味深く感じました。
家族の話によれば、 GoogleアプリはWeb検索するための道具なので、 そこに、たとえ自分の興味にマッチしたものであろうと、 カードが表示されるのは邪魔に感じるそうです。 要するに、Web版Googleトップのように 「画面に検索入力があるだけ」の状態が理想だとのこと。
実は以前に高齢の母親も同じようなことを言っていました。 両親夫婦で「GoogleかYahoo!か(Webの話)」という話になった時、 母親は「Yahoo!は検索以外に色々な要素がたくさんあって検索しにくい」と言っていました。
これらの主張はユーザビリティの基本に立ち返れば、当たり前と言えば当たり前の話です。 「検索しよう」と思っているユーザーからすれば、 「検索目的」以外の要素が多ければ多いほど、視線が分散してしまい、検索しにくくなる。 Googleトップも本来はそうした考えに基づいてシンプルなUIを維持してきたはずです。
そう考えると、 スマートフォンでは意外と「シンプルな検索UI」が整備されていないなと感じます。 AndroidでWeb検索と言うと、 「ホーム画面に検索ウィジェットを置いて検索」か「ホームボタン長押しでGoogleアシスタント」か 「GoogleアプリやChromeを起動して検索」といういった感じになるでしょうか。
どれもユーザーに強いるタスクが重く、シンプルとは言えないですね。 そもそも検索方法が複数ある状態もユーザーの混乱を招きそうで正しいこととは言えないような。
アーカイブ