最近、絵の学校に通うようになりました。 週に一回ですが、絵に向き合うことで、 アートとデザインの違いに少しだけ気づくようになりました。 現時点で感じたことです。
私が通っている学校だけのことかもしれないですが、 講評会において、一つの絵に対して先生や他の生徒が盛んに 「自分にはこういう風に見える」という話をしていたことが印象的でした。 描いた人の意図なんておかまいなしです。
デザイン視点で考えると、 自分の意図やコンセプトとは違う解釈をされることは、事実上の「失敗」だと思います。 でも、アートではどうやら「それ」が普通のようなのです。 これにはびっくりしました。
これも、私が通っている学校だけのことかもしれないですが、 先生が出した「お題」の範囲でアイデアを考えるか、無視をするかは自由なようでした。 そうならば、なぜ「お題」を出したの?という疑問が浮かんできますが。
デザイン視点で考えると、 「お題、問題点」はとても重要な発想の起点です。 そもそも「問題点をどう解決するかがデザインの本質」と言ってもいいくらいです。 そういう意味ではアートの「お題なんておかまいなし」という空気にびっくりしました。
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