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Adobe Senseiと暗い未来を考える

Web制作は一部の専門職の特権ではなくなる

Adobeの一連の動きを見ていくと、Museの動きと合わせて、どうやら 「デザイン作業」と「HTMLコーディング」の自動化を本気で考えているようですね。 いずれはそれらの作業は一部の専門職の特権ではなく、誰でもできる作業になる。

「Web制作会社」はビジネスとして成り立たなくなるのかも

そう考えると、究極には「Web制作会社」なるものはビジネスとして成り立たなくなるのかもしれません。 多少のPCスキルは必要だとしても、Adobe Creative Cloudさえ入会すれば、 誰でもデザイン作業やHTMLコーディングが簡単にできるようになってしまうわけですから。 いよいよ「Web制作会社」は重い腰を上げて、「制作」偏重から脱出しなくてはいけない。

「HTMLコーディング」は「Web制作会社」の仕事ではなくなるかも

「HTMLコーディング」に関してはより深刻。 Museでは、実際に自動でHTML書き出しされる所まで正式リリースされているわけですから。 現状では、運用や書き出されたHTMLを編集することを想定したHTMLにはなっていないようですが、 そんなことは時間の問題でしょう。 運用にも対応したHTMLでないと本当の意味で需要が満たせないことはAdobeもわかるでしょうから。

「HTMLコーディング」という作業に「Web制作会社」が必要なくなる世界

「HTMLコーディング」という作業に「Web制作会社」が必要なくなる世界を想像してみる。 シンプルに考えると、「Web制作会社」から「HTMLコーディング」を取ってしまうと、 ほとんど何も残らないかもしれないわけです。 「HTMLコーディング」は専門領域だったから、「Web制作会社」に依頼せざるを得なかったから、 仕方なくデザインと一緒に発注していた、なんてことも十分に考えられる。 自動で「HTMLコーディング」できる時代になったら、「Web制作会社」に依頼する理由が必ずしも絶対ではなくなる。

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