傘は「頭上に屋根のようなものを作ることで雨に塗れないようにする」 というUXを具現化したもの。 レインコートは「体を雨を通さない素材で覆うことで体が雨に塗れないようにする」 というUXを具現化したものだと思います。 私の記憶の中では上記の二つ以外のUXが 雨に濡れない方法としてポピュラーになったことはありません。
そこで今回は、 技術的な問題は無視して 雨に濡れないためのUXをブレインストーミングしてみました。
自分の頭上だけ避けて降ってくれることで、 雨に濡れないようにするというイメージです。 傘やレインコートの場合は雨がやんだ後、 天日干しにするなどメンテナンスが必要ですが、 これなら不要ですね。
そもそもなぜ人は雨に塗れてはいけないのかを考えると、
・雨に塗れるとびしょびしょになって気持ち悪い
・風邪をひきやすくなる
という理由が挙げられるのではないでしょうか。 逆に言うと、上記の二点の問題を解決できれば 別に雨に塗れてもいいわけです。 そういった視点から 体や髪の毛を撥水加工することで 雨に塗れてもいい態勢を作るイメージです。
雨水を溜めて飲料水にしたり、カルピスにしたりする ポータブルな濾過装置のイメージです。 これは「雨に濡れないためのUX」とは異なる視点です。 人間には「雨は嫌」というネガティブなイメージがありますが、 雨水を飲料水やカルピスに変換する小型装置によって、 雨を逆にポジティブなイメージに変えてしまおうという発想です。
雨が降れば降るほど人は得をするわけですから、 人は雨を嫌がらず、むしろ雨を待望するようになります。 むしろ晴れの日の方がネガティブになる。 人の価値観が逆転しますね。
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