タッチ操作にはないマウス操作の特権的なアクションに マウスオーバーがあります。 世界中に多種多様な マウスオーバーを活用したWebサイトがありますね。 マウスオーバーアクションを加えることで サイトがとてもリッチなものに見えてきます。
でも、個人的にはマウスオーバーアクションには否定的です。 理由はシンプル。 タッチデバイスでマウスオーバーアクションを操作すると非常に使いにくいし、 場合によっては操作自体が機能しないことがあるからです。
ユーザーファーストの視点で考えた場合、 マウスオーバーアクションを加えなければならない客観的な理由はないと思います。 ただ単に「リッチに見せたい、カッコよく見せたい」という 運営ファースト、制作者ファーストの視点にすぎないのではないでしょうか。
そもそも、マウスオーバーを多用したデザインは 単純に「デスクトップPCとスマホ」という一昔前の二項選択の視点しかないからだと思います。 確かに一昔前は「デスクトップPCとスマホ」の二択しかなかった。 でも今は単純にPCと言っても 従来のデスクトップPCだけでなく、タブレットや2in1もあります。 いつまでも「デスクトップPCとスマホ」の二択に固執するデザインは 時代を適切に切り取っているとはとても言えませんね。
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