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昔よくあった文字サイズ変更機能

最近はあまり見なくなりましたが、 昔はよくWebサイトに文字サイズ変更機能なるものがよく設置されていました。 「文字サイズ:小中大」ってやつですね。 一見すると、便利な機能のように思えますが、 冷静に理屈を考えると、ちょっとおかしいのではないかと思ったりします。

そもそも「小」を使う人はいるの?

文字サイズ機能の「小」の文字サイズは 実装しているサイトを見る限り、だいたい10~11pxあたりでしょうか。 とても小さいです。 弊社のユーザー調査によりますと、 少なくとも「10~11pxの文字サイズが見やすい」という人は一人もいません。

では「中」は本当に適度なサイズなの?

文字サイズ機能を実装しているサイトを見る限り、 「中」はだいたい12~13pxあたりでしょうか。 弊社のユーザー調査によりますと、 12~13pxが一番いいというユーザーも年齢問わずいません。

大だけでいいんじゃないの?

あくまで個人的な見解ですが、 調査上、「『小』『中』が最も最適」というユーザーはいないわけですから、 そもそも文字サイズ変更機能はいらないと思います。 「大」だけ十分です。 文字サイズ変更機能がなくなった分、 UIがシンプルになってすっきりしますね。

あえて文字サイズ変更機能を実装するとしたら?

あえて文字サイズ変更機能を実装するとしたら、 それは解像度の高めの小型ノートパソコン用にするべきです。 解像度が高く、かつOSのディスプレイを100%などに設定している小型ノートパソコンでは 文字がとても小さく見えてしまいます。 そういった特殊なユーザー向けにオプション機能として 文字サイズ変更機能を提供するイメージです。 ただ、ブラウザ自体にズーム機能があるので、基本的には不要だと思いますが。

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