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機能を増やしたい欲求

昔、個人的にG-SHOCKを使っていました。 20年以上前の話でしょうか。 当時は高機能時計が流行っていたんですね。 G-SHOCKはストップウォッチなど機能がたくさんあり、 かつ耐久性が高い優れものでした。

ほとんどの機能は記憶に残らない

でも。 今になって思い返してみると、 ストップウォッチ以外にどんな機能があったのか思い出せない。 しかも、G-SHOCKを使っていない今、 当然のことながら、それらのたくさんの機能を使っていないわけですが、 生活上何も困っていない。

ほとんどの機能はなくても困らない

こうして考えてみると 機能とはいったい何なのでしょう。 あると劇的に便利になる機能も当然あるでしょうが、 多くの場合、使わなくても困らない。 記憶に残らない。

機能を3つに分類してみた

機能に限って考えてみれば、 機能は、以下の3つ程度に分類できるのではないでしょうか。

①それがなければタスクを達成することができない機能
G-SHOCKで言えば「時刻を見ることができる機能」

② ①の価値を劇的に高める、補完する機能
G-SHOCKで言えば「耐久性」

③コアな人しか使わない機能
G-SHOCKで言えば「ストップウォッチ」など

①、②まではおそらく人の記憶に残りやすいし、 プロダクト自体の価値、評価も高まりやすくなる。 そして何より、「時刻を見ることができる機能」がないと生活に困るし、 耐久性は高い方が長く使えるので経済的にもいい。 ③は使う人と使わない人の落差が激しすぎる機能。 ストップウォッチがなくても、ほとんどの人は特に困らない。

必ずしも機能をたくさんつければいいわけではない

ユーザーの操作上の満足感という観点から考えると、 最も重要なのは①と②であり、 極端な話、③はどうでもいいということになるのではないでしょうか。 むしろ③があることで、 ①と②の快適性が著しく阻害されることもあり得る。 必ずしも機能をたくさんつければいいわけではないのだと。

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