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自分より年下の人に「若いね」という人たち

日本には先輩後輩の文化があったり、 あるいは根強い年功序列の文化があるためか、 自分より年下の人に対して「若いね」と言って 優越感に浸る人をちらほら見かけます。 そういった光景を見かける度に、 個人的には「?」と思ってしまいます。 なぜでしょうか。

ここ最近は社会の価値観の逆転が激しい。「後輩」が「先輩」を凌駕することはごく自然な現象。

例えばモバイルとPC。 現在はインターネットトラフィックではモバイルとPCが逆転しているという情報が増えています。 現在の30代後半以上の人間が10代、20代前半の頃にはモバイルなんてものはなかったに等しいですから、 信じられない価値観の逆転です。 そんな大きな価値観の逆転を前にして、 20代で当たり前のようにモバイルを使っていた世代やデジタルネイティブに対して 「若いね」の一言で馬鹿にできるでしょうか。

年齢に関係なく、人は人にはないものを持っている

デザインする上で、最も重要なのはターゲットとなるユーザー層の気持ちになって考えること。 当たり前の話ですが、対象となるターゲットに年齢による優越はありません。 「ターゲットは10代だけど、10代は若いだから無視しよう」とはなりません。 要するに言いたいのは相手が若かろうが、自分にはないものを持っている人たちです。 「若いね」の一言で馬鹿にすることはできません。

デザイナーに儒教的な上下関係はいらない。

デザイナーはその職業の特性上、 あらゆる人たちの声に公平に耳を傾けなくてはなりません。 ドライな言い方をすると自分以外の全ての人の声はサンプル。 だから、いかにも日本的な儒教的な上下関係は邪魔になるのだと思います。 自分より若い人は「若いね」ではなく、 「貴重なサンプルをありがとうございます」が筋でしょう。

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