おもしろい記事を見つけました。
就活生の印象がよくない「採用サイト」18社
http://toyokeizai.net/articles/-/172129
これは採用サイトに関する記事ですが、 採用サイトに限らず、全体的なWebサイトへの印象として捉えるとおもしろいです。
Flash時代からそうですが、ユーザーのアクションとは無関係の演出的なアニメーションやグラフィックに嫌悪感を示すユーザーは多いですね。 自分の意思とは無関係に要素が動くので、自己帰属感が低下してしまうのでしょう。 ユーザーが自分自身の意思で操作し予想した通りの現象が起こるという方が、 自分自身でUIを支配している感覚が生まれ、操作しやすくなると思います。
これはグローバルナビゲーションの問題もあるしれませんが、 ユーザーが最優先で求めている情報と運営側が伝えたい情報のミスマッチも原因の一つとしてあるのではないでしょうか。 漠然とある伝えたい情報をどうカテゴライズしていくかとか、使われる言葉がユーザーにマッチしているかとか。 ユーザーが「おそらく、こうだろう」と思っていた情報のカテゴライズと実際のカテゴライズにミスマッチがあったら、 ユーザーは「分かりにくい」という印象を持ってしまうかもしれません。
「見にくい」「分かりにくい」という問題は一言で言えば、「ユーザー主語でデザインされているかどうか」ということだと思うのです。 「デザイナー主語」でも「運営側主語」でもない、「ユーザー主語」。 運営側が伝えたいことを踏まえつつ、それをどう「ユーザー主語」でデザインしていくか。 そこに尽きると思います。
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