縦長サイトが増えてきました。 トップページを単なる下層ページへのショートカット集にはせず、 トップページの時点で訴求したいことのサマリーをユーザーに理解してもらった上で、 下層の各詳細ページへ誘導して最終的にゴールへと誘うパターン。
そういったトップページの時点で 伝えたいことのサマリーを把握できるサイトの場合、 必ずしも 「直帰率が高い=ファーストインプレッションでユーザーに興味を持たれなかった」 とは言えないのではないか、という疑問があります。
ユーザーもタイプは様々で、 一回の訪問でゴールまで行くか否かを決めようというユーザーもいれば、 一回目は流し読み程度にとどめ、検討段階として、 次回以降に最終決定をするユーザーもいます。 そういったユーザーの場合、 トップページがサイト概要のサマリーだろうが、 単なる下層ページへのショートカット集だろうが、 同じ「直帰率」としてカウントされてしまいます。
でも、同じ「直帰率:1」でも、 トップページにサイト概要のサマリーを掲載しているサイトと トップページを単なる下層ページへのショートカット集にしているサイトでは ゴールまで行くか否かを判断する上では大きく違うはずです。
だから、トップページにサイト概要のサマリーを掲載している縦長サイトの場合は、 直帰率とは違う指標で「ユーザーの興味のファーストインプレッション」を判断しなければならないと思うのです。 縦長サイトの場合は「直帰率の高さ」は極端に言うと問題にはならない。 重要なのは、例えば滞在時間などだと思うわけです。 (ただし、直帰したユーザー滞在時間はサイト滞在時間としてカウントされませんね…) 同じ「直帰率:1」でも、トップページの滞在時間が長ければ、 ある程度、こちらの想定通りにユーザーが行動してくれたと推測することもできる。 例え、その後直帰したとしても、次につながる可能性があるのではないかと。
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