アプリ、Webを問わず、 ハンバーガーメニューを画面の左上に設置する モバイルUIをよく見かけますが、 ユーザビリティの観点から考えて、 なぜ左上なのか疑問を感じずにはいられませんね。
人間の視線は左上から始まることから 最も視線が向かいやすい場所に メニューを置いたという理屈なのでしょうが、 画面の左上は 人間にとって最も視線が向かいやすい場所であると同時に 最も指が届きにくい場所でもあります。
最も指が届きにくい場所にナビゲーションを設置すると、 ユーザーは片手操作で他ページへの画面遷移などのアクションができなくなり、 操作の快適性が著しく下がってしまいます。
参考:5インチスマートフォンで親指が届く範囲(当社調べ)
ハンバーガーメニューのプライオリティを どれくらいに設定しているかによりますが、 ハンバーガーメニューによる操作にかなりのプライオリティを置いているのなら ハンバーガーメニューは当然、 指が届きやすい画面の下に設置すべきでしょう。
ちなみにYOLX企業サイトでは 赤で囲まれた部分にプライオリティの高いグローバルナビゲーションを、 緑で囲まれた部分に二次的なオプションメニューを配置しています。 最悪、緑で囲まれた部分に指が届かず操作できなくても 赤で囲まれた部分だけで、サイトの重要な機能は網羅できる というイメージです。
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