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ボタンを目立たせればクリック率が上がるとかいう都市伝説

未だに「ボタンっぽく。目立たせて。」みたいな指示を出す人が ちらほらいるのではないでしょうか。 あくまで弊社の調査ですが、 ボタンをボタンっぽくして目立たせればクリック率が上がる というデータは今のところ一つもありません。

それには以下のような理由があるのではないかと思います。

人間は光に集まる虫とは違う生き物。

夜に懐中電灯などをつけるとアホみたいに虫が集まってきますが、 人間という生き物はそういう虫とは違うのかもしれません。 人間はサイトを訪れる時、何らかの目的を持って行動するのではないでしょうか。。 目の前に目立つボタンがあるからといって、今まで考えていた目的を忘れて、 全く別の行動をとってしまうほどアホな生き物ではないと思います。

人間はリンクの文字を読んで自分の目的とマッチしているかを照合している。

前述の通り、人間は色とか模様とかに無条件に反応してしまうような、 理性のない生き物ではないと思われます。 弊社の別のユーザー調査でも人間は色や模様ではなく、リンクの文字を読んでいることがわかっています。 冷静に考えたら当たり前の話ですね。 人間は色や模様だけでコミュニケーションできないですからね。 人間のコミュニケーションの基本は言葉だと思います。

ボタンをボタンっぽく、目立たせること。否定はしないが、だから何?って感じ。

前述の通り、弊社には今のところ 「ボタンをボタンっぽく、目立たせることでクリック率が上がる」というデータがないので、 基本的には「どうでもいい」というスタンスですね。 別にしたければすればいいし、したからといって何かが変わるわけではない。 要はそういうデザインにしたい!だけでしょう。

なぜボタンをボタンっぽく、目立つようにしなければならないのかを考えることの方が重要。

それよりも、なぜボタンをボタンっぽく、目立つようにしなければならないのかを考えることの方が重要かなと。 ボタンをボタンっぽく、目立たせるような処理をしなければならない背景には、 ページ全体の要素数が多く、ユーザーの視線が分散してしまうという理由があるのではないでしょうか。

例えば「伝えたいこと」が絞り切れておらず、「これもあれも目立たせたい状態」に陥り、 結果的にクリックさせたいリンクが埋もれてしまい、 さらに上乗せしてリンクを目立たせる必要に迫られるケース。 これは突き詰めたら設計の問題ですよね。

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