TECHNOLOGY & DELIVERY
AIを、答える道具から動く業務へ。
YOLXは、AIモデル単体ではなく、出典、役割、ルール、検査、人間承認までを含む業務の仕組みを実装します。
精度を約束するのではなく、確認できないものを止め、判断の根拠と次に人が行う操作を見える状態にする。それが、業務でAIを使い続けるための基本設計です。
01 / ARCHITECTURE
AI業務実装を支える6層
モデルやプロンプトだけを交換しても、業務品質は安定しません。責任、知識、手順、権限、検査を分け、各層を個別に確認できる構造にします。
役割定義
AIごとに担当業務、入力、期待する成果物、禁止事項を定義します。万能な1体へ任せきらず、責任範囲を分けます。
運用ルール
作業順序、停止条件、再試行、予算、タイムアウトを明文化します。異常時に黙って先へ進まない設計を優先します。
出典付き記憶
社内ルールや案件情報を、出典、取得時点、適用範囲とともに保持します。確認できない情報は推測で補いません。
再利用可能なSkill
調査、下書き、検査、整形などを再利用可能な手順へ分解し、案件ごとの差分と共通処理を分離します。
権限と外部操作の境界
読み取り、生成、保存、公開を別の権限として扱います。AIが成果物を作れても、外へ出せるとは限りません。
検査・人間承認・監査
決定的検査とレビューを通し、公開相当の操作は人の明示承認で始めます。入力、判断、成果物を監査可能な形で残します。
02 / EXECUTION FLOW
出典から外部操作まで、5つの関門を通す
生成しただけでは完了にしません。根拠を確定し、役割を分け、決定的検査を通し、人の判断を経て、初めて許可された外部操作へ進みます。
- 01 / SOURCE
出典
参照した文書、公開情報、社内ルールと取得時点を確定します。
- 02 / DELEGATE
役割分担
PM役が仕事を分解し、専門のAIへ入力と完了条件を渡します。
- 03 / GUARD
決定的検査
必須項目、形式、禁止表現、出典の有無をルールで検査します。
- 04 / APPROVE
人間承認
成果物と検査結果を人が確認します。AIや演出は承認を発行できません。
- 05 / ACT
外部操作
人の明示操作を入口として、許可された公開・送信だけを実行します。
公開境界:AI・シミュレーター・画面演出は、人間の承認を発行できません。公開・送信相当の操作は、人が確認画面で明示操作するまで停止します。
03 / APPLICATIONS
自社プロダクトで、設計を検証する
YOLXは実装思想を資料だけで終わらせず、自社プロダクトと社内基盤へ適用して検証しています。以下は技術適用例であり、顧客導入実績を示すものではありません。
AIバーチャルオフィス
役割を持つAI社員の仕事、成果物、レビュー、人間承認待ちをひとつのオフィスで可視化。
- AI社員ごとの担当と作業状態を表示
- 成果物とレビュー状態を同じ流れで確認
- Demoは外部AI、実課金、実公開なし
- 公開相当の操作は人の承認待ちで停止
AIがかり
会社の商品、トーン、ルール、過去文脈を踏まえ、顧客対応メールの下書きを出典付きで作成。
- 会社固有の文脈を段階的に反映
- 受信本文を未信頼データとして分離
- 返金・保証・金額等をルールで検査
- 送信ではなく、人が確認する下書きまで
しきがかり
複数のAIエンジンへ仕事を割り振り、停止条件、予算、レビューを保ちながら完遂へ導く社内基盤。
- 複数AIの役割分担とキュー実行
- 月次予算上限とサーキットブレーカー
- 失敗・停止理由と成果物を記録
- 自動マージせず、人の確認へ戻す
04 / QUALITY & BOUNDARY
品質保証を、AIの自己評価に任せない
AIに「正しいか」を尋ねるだけでは、品質保証になりません。モデルの外側に、決定的な検査、停止条件、権限境界、監査記録を置きます。
出典と取得時点
何を根拠にしたかを成果物から追える状態にします。
Schema・必須項目
出力形式と必須情報を機械的に検査し、欠落を通しません。
決定的ルール
禁止表現、文字数、数値整合など、同じ入力に同じ判定を返す検査を置きます。
Fail-closed
不明、取得失敗、権限不明は成功へ倒さず、停止理由を表示します。
コストと再試行
上限、タイムアウト、重複実行防止をAI呼び出しの外側で管理します。
監査・再現
入力、参照元、検査結果、人の操作を記録し、後から経緯を確認できます。
AIと人の責任境界
AIができることと、人にしか許可しない操作を分離します。
| 操作 | AI・システム | 人 |
|---|---|---|
| 情報を読み、下書きを作る | 許可された範囲で実行 | 目的と入力範囲を決定 |
| 形式・禁止表現を検査する | 決定的ルールで実行 | 検査ルールを承認 |
| レビュー結果を提示する | 根拠と状態を表示 | 採否を判断 |
| 公開・送信を承認する | 実行不可 | 人のUI操作だけが入口 |
| 外部操作を実行する | 承認済み範囲だけ | 対象と結果を確認 |
情報を読み、下書きを作る
- AI・システム
- 許可された範囲で実行
- 人
- 目的と入力範囲を決定
形式・禁止表現を検査する
- AI・システム
- 決定的ルールで実行
- 人
- 検査ルールを承認
レビュー結果を提示する
- AI・システム
- 根拠と状態を表示
- 人
- 採否を判断
公開・送信を承認する
- AI・システム
- 実行不可
- 人
- 人のUI操作だけが入口
外部操作を実行する
- AI・システム
- 承認済み範囲だけ
- 人
- 対象と結果を確認

